のっぺらぼう化
配置したPSDの立ち絵だが、最初にのっぺらぼう状態にする。
つまり、目と口を消した状態にする。
瞬きと口パクをさせるのに、目と口を消しちゃうとかどういうこと?
って感じになるかもしれないが、
瞬きと口パクはアニメーション効果として別の方法で表示させる。
よって、最初から目と口がある方が都合が悪い。
つまり、アニメーションさせたい目と口を消して、あとでいい感じに追加するからOKって感じ。
消し方については、
メニューの編集にPSDToolKitの項目がある。
その中にウィンドウ表示というものがあるから、それをクリック。
こんな感じのウィンドウが出てくる。

右の方にある項目は見覚えがあると思う。
GIMPで編集したレイヤーの名称になる。

前回の動画で、PSDファイルをGIMPにインポートして、
レイヤーをわかりやすい名称に変更してからエクスポートしなおしたものになる。
現状は、目のグループの「笑う」と、口のグループの「あ」が表示状態になっているはず。
これをクリックして非表示にする。
めたんがこの状態になる。

目と口が表示されなくてのっぺらになった。
アニメーション効果の追加
次にアニメーション効果を付けて行く。
AviUtlの拡張編集のPSDオブジェクトを選んだ状態で、標準描画ウィンドウを参照する。

これの右上に+マークがある。
とりあえず押すと、なんかペロっと出てくる。

これらは総称してフィルタ効果と呼ばれるものになる。
下の方にアニメーション効果ってのがある。

これを選択する。
そうすると、震えるってのが追加される。

これはその名の通り、立ち絵が震える。
私の動画だと、ずんだもんがあらぶってる時の描写でよく使う。
震えるってところをクリックするといろいろ出てくる。

これらは、追加するアニメーション効果の種類になる。
この中の下の方に「口パク あいうえお@PSD」と「目パチ@PSD」というものがある。
今回はこの二つを使用する。
とりあえずここでは、「口パク あいうえお@PSD」ってのを選んでおく。
同じ手順で「目パチ@PSD」というのも追加。
ちなみに、この2つは、描画@PSDより上に配置する必要がある。
口パクと目パチはどちらが上でもかまわない。
配置を変える方法だが、
右クリックすると、「フィルタ効果を上に移動」ってのが出てくる。
これで移動させる。

一番上が口パクで、二番目に目パチが来てる状態になり、
これで目パチと口パクをさせる準備ができたと言える。
のだが、この段階で立ち絵が消えてしまう・・・。

これは、アニメーションに必要な設定が不足しているから表示できない状態になっているだけである。
最初、こんな感じの画面になって驚くかもしれないが、
これはいたって普通の状態。
設定をしていけばちゃんと表示される。
気になる人は、一旦それぞれのアニメーション効果をオフにすると、
立ち絵が表示されるようになるはず。

目パチ
アニメーション効果として、まずは目パチ。
ここの設定というボタンを押す。

以下のウィンドウが出てくる。

ここに目の状態を入れていく。
ここで、PSDToolKitのウィンドウの方を見てみる。
目の中の、開いている状態と思われる部分で右クリック

開きに「割り当て」という項目がある。
これを選ぶと、アニメーション効果のパラメータ設定に文字が追加される。

同じような感じで、他の開き状態も設定していくと最終的にはこうなる。

そしてアニメーション効果をオンにする。
目ん玉見開いてるだけのめたんが表示される。

試しに再生してみる。
ちゃんと瞬きしましたような、しなかったような???
瞬きはしているようだが、一瞬過ぎてよくわからん・・・。
ここはアニメーション効果の目パチの間隔と速さで調整ができる。
ちなみに私は、ここの設定を3.00と3にしている。
というわけで、いい感じの瞬きの仕方になった。
他の立ち絵も同じ感じでやればOK。
なのだが、
そのままだと、全員の立ち絵の瞬きのタイミングが同一になる。
(地味にホラー)
目パチ@PSDにオフセットって項目がある。
ここの数値を調整するとタイミングをずらすことができる。
私の場合は、ここのオフセットを
ずんだもんは55。
つむぎを40。
Anneliを22。
なんか全部微妙な数値でチグハグな感じがするのだが、
そのチグハグさが重要。
例えば、20と30にすると、最小公倍数の60のタイミングで瞬きのタイミングが一致してしまう。
22と40であれば、そうとう大きな数値にならない限り、瞬きのタイミングが一致することは無い。
素数ゼミの生存戦略と同じような考え方となる。
こういう周期を決定する際に最小公倍数を意識する必要があると思っておけばOK。
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