創作実験 本当に人間ってあさはかな生き物だよね 創作実験TOP日常系/猫視点コメディ/人間観察―― 猫には猫の常識がある。人間はそれを、何ひとつ分かっていない。 ――作品紹介黒猫のシジミは、人間に飼われている。少なくとも、うちの人間はそう思っている。だが、シジミからすれば話は逆だ。毎日決... 2026.08.08 創作実験本当に人間ってあさはかな生き物だよね
創作実験 本当に人間ってあさはかな生き物だよね 第20話 犬再び 一緒にお散歩してるうちの人間と散歩をしていた。正確には、うちの人間が歩いている道を、シジミも同じ方向へ進んでいただけである。人間は猫が少し後ろを歩いていると、「一緒にお散歩してる」と喜ぶ。だが、帰る場所が同じなら、進む方向も同じになる。それ... 2026.08.08 創作実験本当に人間ってあさはかな生き物だよね
創作実験 本当に人間ってあさはかな生き物だよね 第19話 再びスズメ 味をしめたスズメたち味をしめたスズメたちが、たびたび朝に来るようになった。以前、うちの人間が庭へ食事を置いた。正確には、食事を置いたつもりはないのかもしれない。余っていたものを、少しだけ庭へまいただけである。だが、スズメたちからすれば同じこ... 2026.08.08 創作実験本当に人間ってあさはかな生き物だよね
創作実験 本当に人間ってあさはかな生き物だよね 第18話 精神年齢 三歳児なんだねえうちの人間が、光る板を見ながら言った。「猫の知能って、人間の三歳児くらいなんだって」長椅子で隣に座っていたシジミは、片方の耳を動かした。うちの人間は画面に書かれていることを読み続ける。「簡単な言葉を覚えたり、数を少し理解した... 2026.08.07 創作実験本当に人間ってあさはかな生き物だよね
創作実験 本当に人間ってあさはかな生き物だよね 第17話 猫動画 あと一個だけうちの人間は、よく光る板で猫動画というものを見ている。長いものではない。ほんの少しだけ猫が歩く。跳ぶ。鳴く。箱へ入る。人間の手を避ける。食事を求める。それだけの短い映像を、次から次へと見続けている。一つ一つは短いのに、うちの人間... 2026.08.07 創作実験本当に人間ってあさはかな生き物だよね
創作実験 本当に人間ってあさはかな生き物だよね 第16話 ラノベ 軽い小説うちの人間は、そこそこの読書家である。長椅子に座って読む。寝台へ寝転がって読む。温かい飲み物を片手に読む。風呂へ入る前に少しだけと言って読み始め、気づけば長い時間がたっていることもある。本を読みながら眠り、本の角を頬へ当てたまま朝を... 2026.08.06 創作実験本当に人間ってあさはかな生き物だよね
創作実験 本当に人間ってあさはかな生き物だよね 第15話 犯人は医者だ 本を読む人間うちの人間は、そこそこの読書家である。毎日読むわけではない。忙しい日は、本を開いたまま眠っている。休日になると朝から読み始め、気づけば外が暗くなっていることもある。同じ姿勢で長いあいだ座り続けたあと、「肩が痛い」「目が疲れた」と... 2026.08.06 創作実験本当に人間ってあさはかな生き物だよね
創作実験 本当に人間ってあさはかな生き物だよね 第14話 自分へのご褒美 自分へのご褒美うちの人間は、ときどき自分へ褒美を与える。誰かに褒められたわけではない。何かの勝負に勝ったわけでもない。決められた仕事を終えただけである。それでも、うちの人間は帰宅するなり、買い物袋をテーブルへ置いて言った。「今日は頑張ったか... 2026.08.05 創作実験本当に人間ってあさはかな生き物だよね
創作実験 本当に人間ってあさはかな生き物だよね 第13話 細くなったわけではない 風呂の日週に一回のお風呂の日である。シジミは風呂が特に嫌いというわけではない。好きかと聞かれれば、別に好きでもない。体が濡れる。足元が滑る。普段とは違う匂いがつく。そのあと長い時間、毛を乾かされる。進んで入りたい場所ではないが、逃げ回るほど... 2026.08.05 創作実験本当に人間ってあさはかな生き物だよね
創作実験 本当に人間ってあさはかな生き物だよね 第12話 紙を手に入れるために 給料入ったその朝、うちの人間は、いつもより少し機嫌がよかった。鳴る箱を三度も止めたことは、いつもと変わらない。布団から出るまでに長い時間がかかったことも、眠そうな顔で部屋を歩いていたことも同じである。だが、絵の光る板を確認した瞬間、急に目が... 2026.08.04 創作実験本当に人間ってあさはかな生き物だよね