MATLAB,Python,Scilab,Julia比較 第2章 その77【まとめ】

MATLAB,Python,Scilab,Julia比較 第2章 その77【まとめ】 数値計算
MATLAB,Python,Scilab,Julia比較 第2章 その77【まとめ】

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はじめに

MATLAB,Python,Scilab,Julia比較 第2章のまとめ。

登場人物

博識フクロウのフクさん

指差しフクロウ

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1

エンジニア歴8年の太郎くん

技術者太郎

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1

これまでの振り返り

フクさん
フクさん

というわけで、回帰分析の基礎的な部分が終わった感じだな。

太郎くん
太郎くん

な、長かった。

太郎くん
太郎くん

振り返ると、こんな感じか。

  • 最小二乗法
    • 普通に二乗和誤差関数で実施
    • 平均、分散、共分散による算出方法実施
  • 正規方程式導出
    • 対称行列
    • 二次形式
    • 二次形式の微分
    • グラム行列
  • 各種回帰分析を正規方程式で実施
    • 単回帰分析
    • 重回帰分析
    • 多項式回帰分析
    • 多変量多項式回帰分析
    • 多変量多項式回帰分析(関数項あり)
フクさん
フクさん

そうだね。

太郎くん
太郎くん

結論としては、正規方程式知ってれば問題ないってことなのか。

フクさん
フクさん

端的に言ってしまうとそうだね。
ただ、正規方程式も万能じゃないし、回帰分析も今回やった範囲だけでは不足な場合もある。

正規方程式じゃ無理な局面

太郎くん
太郎くん

正規方程式じゃ無理な局面って何があるの?

フクさん
フクさん

本シリーズの最後にやった関数項を持った多項式の関数項の内側の係数だな。

太郎くん
太郎くん

あー、確か勾配降下法を使わないといけないとか言ってたね。

フクさん
フクさん

それ以外にも微分項、積分項をもっても似たようなことになるだろうね。

太郎くん
太郎くん

あくまで係数と変数を掛けるだけの多項式であれば正規方程式で問題ないってことか。

フクさん
フクさん

そうそう。

今回以外の回帰分析

太郎くん
太郎くん

今回以外の回帰分析って何があるの?

フクさん
フクさん

いろいろ種類があるが、今回の延長線上のものとしては、
リッジ回帰、ラッソ回帰あたりが有名かな。

太郎くん
太郎くん

どんなもの?

フクさん
フクさん

基本的には、今回の回帰分析と一緒なんだけど、誤差関数に正則化項というものを付加して、過学習抑制をしている。

太郎くん
太郎くん

さっぱりわからん。

フクさん
フクさん

回帰分析って複雑な多項式モデルを適用できる反面、過学習しやすいんだよね。
そこに対して、正則化項というわざと精度を落とすための項を追加する。
この目的、効能からペナルティ項とも呼ばれてるようだな。

太郎くん
太郎くん

精度を落とす意味がわからん・・・。

フクさん
フクさん

まぁ、過学習についてのイメージを以下の画像で察してもらうしかないなー。

過学習と学習不足、過学習、学習不足、ちょうど良さげ(汎化性能高い)、汎化性能低い(テストデータに特化)、汎化性能低い(特徴をつかめていない)
太郎くん
太郎くん

あー、なるほど。
誤差が乗ったサンプルに過剰適合しちゃうってことか。

フクさん
フクさん

そうそう。
そうか。太郎くんには過剰適合という言葉を使った方がわかりやすかったかもね。

太郎くん
太郎くん

詳しいことはなんもわからんけど、雰囲気はわかった。

今後について

太郎くん
太郎くん

で、このシリーズはとりあえず終了?

フクさん
フクさん

第2章としては終了だな。
まぁすぐに第3章が始まる可能性は高いが。

太郎くん
太郎くん

第3章はなにをやるんだ・・・。

フクさん
フクさん

まぁ、画像処理関連にチャレンジしてみようかと思ってる。

太郎くん
太郎くん

おー!それはなんか面白そう!

フクさん
フクさん

詳しくは第3章が始まった際の導入時に説明だな。

まとめ

フクさん
フクさん

まとめだよ。

  • 第2章最終回。
  • これまでの振り返り。
  • 正規方程式の限界について。
    • 係数と変数の積による項以外の特殊な項があると対応できない。
  • 今回やった回帰分析の延長線上にあるもの。
    • ラッソ回帰、リッジ回帰。

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