【入門】Juliaの基本的な使い方【数値計算】

【入門】Juliaの基本的な使い方【数値計算】 数値計算
【入門】Juliaの基本的な使い方【数値計算】

MATLAB、Python、Scilab、Juia比較ページはこちら
https://www.simulationroom999.com/blog/comparison-of-matlab-python-scilab/

はじめに

MATLAB,Python,Scilab,Julia比較に於ける、

以下を元に書き直したもの。

  • MATLAB,Python,Scilab,Julia比較 その13【基本的な使い方③】
  • MATLAB,Python,Scilab,Julia比較 その17【基本的な使い方⑦】

単純年算

> a=1;
> b=2;
> c=a+b;
> c
3

記述ルール

コメント#
結果の非表示行末に”;”(セミコロン)
複数行での入力そのまま改行

ベクトル、行列

列の区切り(半角スペース) or “,”(カンマ)
行の区切り;(セミコロン) or 改行 ※ 改行で行を分ける場合は、列を半角スペースで区切る必要あり

ベクトルの定義

> x=[1;2;3]
3-element Vector{Int64}:
 1
 2
 3

> Vector(range(0,10,length=5))
5-element Vector{Float64}:
  0.0
  2.5
  5.0
  7.5
 10.0

range(0,10,length=5)で等差数列を得られるが、
これはstart:step:endの区間演算子の状態であり、
参照は出来ても更新はできない
更新するためにはVectorで実態を持たせる必要がある

行列の定義

> A=[1 2 3; 4 5 6; 7 8 9]
3×3 Matrix{Int64}:
 1  2  3
 4  5  6
 7  8  9

## 行列要素の抜き出し(スライシング)

> A=[1 2 3; 4 5 6; 7 8 9]
3×3 Matrix{Int64}:
 1  2  3
 4  5  6
 7  8  9

> A[1,2]
2

> A[2,2]

行列要素の抜き出し(スライシング)

> A=[1 2 3; 4 5 6; 7 8 9]
3×3 Matrix{Int64}:
 1  2  3
 4  5  6
 7  8  9

> A[1,2]
2

> A[2,2]
5

> A[2,3]
6

> A[2,:]
3-element Vector{Int64}:
 4
 5
 6

> A[2,2:3]
2-element Vector{Int64}:
 5
 6

> A[:,3]
3-element Vector{Int64}:
 3
 6
 9

まとめ

かなりMATLABに酷似しているが、
細かい仕様面の違いがある。

  • 添え字が丸カッコではなく、角かっこである点。
  • 区間演算子(start:step:end)では参照のみ可能で更新は不可。
  • 上記で更新可能にするにはVectorに渡して実態を持たせる必要がある。

MATLAB、Python、Scilab、Juia比較ページはこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました