八重結び
創作実験TOP
現代退魔業者もの
怨霊は悪ではない。
けれど、有害なら処理する。
作品概要
二〇三号室、夜間圧迫感および首部発赤の調査、
ならびに必要と判断される場合の簡易対処および対処後観察。
黒瀬退魔処理に回ってきたのは、そんな長い案件名の調査依頼だった。
許可されているのは、専有部内の調査、軽微な霊障反応の記録、入居者本人への聞き取り、人体への干渉が確認された場合の簡易対処まで。
本格処理には元請け承認。
共用部に霊障が伸びた場合は、建物全体の案件へ切り替え。
壁や床への杭打ち、配管経由の処理、隣室への立ち入りは、請負業者判断では不可。
できることと、やっていいことは違う。
それでも、今夜の危険は下げなければならない。
『八重結び』は、退魔士を「祓う人」ではなく、調査・対処・報告・経過観察まで行う専門業者として描く短期完結Web小説です。
この作品について
このサイトではこれまで、数理OSで世界認識を、現場OSで技術観を見直すエッセイを書いてきました。
『八重結び』は、その延長にある創作実験です。
扱うのは、現代退魔もの。
ただし主題は、怪異を倒すことだけではありません。
契約範囲。
元請け承認。
報告書。
経過観察。
AIによる術式評価。
記録されていない現場知。
誰が何を持ち、誰が止め、誰が帰ってきたことを確認するのか。
退魔士を、危険作業と責任分界のある専門業者として仮構する物語です。
『八重結び』はカクヨムにも掲載しています。
自サイト版では人物紹介・用語集・設定資料などをまとめていますが、
カクヨム側ではフォロー、応援、レビュー、コメントなどができます。
気に入っていただけた方は、カクヨム側でも応援していただけると嬉しいです。
カクヨム版はこちら:
https://kakuyomu.jp/works/2912051600337549834
公開
本編
0話
8.5話
あとがき
設定資料集
| 話数 | タイトル | 公開状況 |
|---|---|---|
| 第1話 | 首を絞める部屋 | 2026/5/25公開 |
| 第2話 | 初歩は門、基礎は道 | 2026/5/26公開 |
| 第3話 | 噂が棲む校舎 | 2026/5/27公開 |
| 第4話 | 見積外の怪異 | 2026/5/28公開 |
| 第5話 | 式守は禁忌を知らない | 2026/5/29公開 |
| 第6話 | 六十四接続 | 2026/5/30公開 |
| 第6.5話 | 瀬良式説明群 | 2026/5/31公開 |
| 第7話 | 空席の条件 | 2026/6/1公開 |
| 第8話 | 八重結び | 2026/6/2公開 |
| 第0話 | 防火扉を閉めた日 | 2026/6/3公開 |
| 第8.5話 | 片桐美緒の未精算残業 | 2026/6/4公開 |
| あとがき | 『八重結び』を終えて | 2026/6/4公開 |
| 設定資料 | 設定資料集 | 2026/6/4公開 |
補助資料
自サイト版では、本編に加えて以下の資料を掲載します。
| 資料 | 内容 |
|---|---|
| 人物相関図 | 登場人物と所属・関係性の整理 |
| 登場人物紹介 | 黒瀬退魔処理を中心とした人物紹介 |
| 各話アイキャッチ | 各案件の雰囲気を表すビジュアル |
| 片桐美緒の案件補足 | 各話で出てきた用語・制度・術式の整理 |
| 完結後設定資料 | 本編読了後向けの設定・構造解説 |
※完結後設定資料には、本編終盤の内容を含みます。読了後の閲覧をおすすめします。
主な登場人物
※キャラクター画像は作品紹介用に掲載しています。
SNSでのページ共有や感想投稿は歓迎ですが、画像単体の転載・再配布・改変・素材利用・AI学習等への利用はご遠慮ください。
三枝透

黒瀬退魔処理の若手退魔士。
偏向を得意とするが、固定は苦手。現場では判断の速さと焦りが紙一重になることがある。
黒瀬玄一

黒瀬退魔処理の社長兼現場責任者。
派手な処理よりも、現場から戻ってくることと、案件を終わらせることを重視する。
片桐美緒

黒瀬退魔処理の事務・契約・調整・報告書担当。
現場が勝手に案件を大きくしないよう、契約範囲と責任範囲を線引きする。
篠宮伊織

元請け側の若手退魔士。
固定を得意とし、手順と記録を重視する。三枝透とはたびたび衝突するが、現場を見る目は確か。
日野原澪

フリーの怨霊研究者。
現地を歩き、泊まり込み、記録するフィールドワーカー型の研究者。噂や記憶に関わる霊障の扱いに強い。
宮守つづり

宮守家の若い術具職人。
札や術具を、単なる道具ではなく現場の安全装置として扱う。費用と支払いの話にも容赦がない。
鷹宮亮介

元請け側の管理職。
現場判断を契約・責任・保険へつなぐ立場にいる。黒瀬とは過去に何かしらのつながりがある。
白鳥理央

研究開発部の術式設計者。
術式設計支援AI「式守」の試験運用を担当する。記録と標準化によって、現場の安全を引き継げる形にしようとしている。
土御門清胤

古典術式と禁忌に詳しい老退魔士。
分からないものを分かったことにせず、古い手順に残された意味を重く見る。
瀬良義景

隠居した元八重士。
失伝術式や禁呪まわりの知識に通じるが、説明はかなり感覚的。土御門とは妙に噛み合わない。
北辰院 玲司

北海道地域の八重士
広大な土地をを監視する観測系の術士
雪代 透子

北陸地域の八重士
海沿いの残滓処理を行う稀薄系の術士
風祭 令

中部地域の八重士
山岳、河川、交通導線の誘導などを行っている偏向系の術士
※登場人物紹介は、本編公開に合わせて順次追加します。
更新予定
全話完結済みです。
注意事項
本作には、霊障、事故物件、身体への圧迫感、怪異による被害などの描写があります。
過度な残虐描写を主目的とした作品ではありませんが、苦手な方はご注意ください。
著作権・引用について
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本作品は、作者本人により自サイト・カクヨム等に掲載される場合があります。
作品キーワード
現代退魔業者もの。
霊障処理。
契約範囲。
元請け承認。
報告書。
経過観察。
AI術式評価。
記録されていない現場知。
怪異を倒すだけでは、案件は終わらない。
















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