【FileSystem】車載外部ストレージ その14【SDカード⑩】

はじめに

SDカードのSDモード通信の(Multiple) Block Read Operationについて。

博識フクロウのフクさん

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1

エンジニア歴8年の太郎くん

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
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フクさん

今回は、SDモードの(Multiple) Block Read Operation。

太郎くん

今回は前回使用しなかったDATのラインを使うことになるのかな？

フクさん

その通り。
絵にするとこうだ。

太郎くん

図解を見ると、
responseが終わる前にdata blockが送出されてるね。

フクさん

うん。
まぁ実際はresponseは一瞬なんで、
重ならないことになるかもしれないが、仕様上は重ねてOK。
というわけで実際に起きる起きないは別として、
設計、実装上はこれを想定しておく必要がある。

太郎くん

確かに、いろんなSDカードがあるから、
どっかのSDカードが重ならないからと言って、
他のSDカードもそうとは限らないもんね。
そこら辺が仕様で明記されてるなら仕様に合わせるべきだよね。

太郎くん

停止処理は、CMD12(STOP_TRANSMISSION)なんだね。
これはSPIモードの時と一緒だね。

フクさん

そうそう。
読み書き可能な状態まで来てしまえば、
commandレベルの仕様はSPIモード、SDモードで差はない。

太郎くん

SPIモードの時の話はここでやったね。

太郎くん

ということは、SDモードも基本的には自動終了で、
CMD12(STOP_TRANSMISSION)は強制停止の時だけってことか。

フクさん

そうなるねー。

太郎くん

先にSPIモードでやってたから結構イメージ湧きやすかったな。

フクさん

まとめだよ。

SDモード通信の(Multiple) Block Read Operationの説明。
- CMDラインとDATラインがあるため、responseが終わる前にdata blockが送出されることを想定する必要あり。
CMD12(STOP_TRANSMISSION)で強制停止できる。
- SPIモードと使い方は一緒。

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