車両診断通信

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【DoCAN】車両診断通信 その11【ISO-TP⑥】

車両診断通信のネットワーク層の話。 メッセージを各種フレームへの分解例。 SF-SF通信とMF-MF通信の各種フレームへの分解を実施。 MF-MF通信はFCのBSやFSで若干挙動が変わる。 DLCの都合でメッセージに含まれない部分はパディングで埋める。 パディングで使用する値は何でも良い。 良く使われ鵜値は00,55,AA,CC,FF。
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【DoCAN】車両診断通信 その10【ISO-TP⑤】

車両診断通信のネットワーク層の話。 メッセージを構築するための各種フレーム詳細。 4種類のフレームの説明。 先頭N_PCItypeがあるので、受信時に即判定ができる。 これぞれ固有のパラメータを持っている。 SF。 SF_DL。 FF。 FF_DL。 FC。 FS。 BS。 STmin。 CF。 SN。
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【DoCAN】車両診断通信 その9【ISO-TP④】

CAN複数フレームで最大4095byteまで送信/受信可能。 N_PCIというパラメータが各フレームの先頭にあり、うまくつなげられるような仕掛けがしてある。 送信データ数によって送信方式が大きく2つに分かれる。 7byte以下であればシングルフレーム送信。 8byte以上であればマルチフレーム送信。 マルチフレーム送信はFCでCFの送信間隔、再度のFC受信タイミング設置などでスループットをコントロールする仕掛けがある。
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【DoCAN】車両診断通信 その8【ISO-TP③】

Extended addressingはNormal addressingのN_TA追加の拡張版。 Mixed addressingは11bitID版と29bitID版がある。 11bitID版はNormal addressingベースのゲートウェイ越え想定版。 29bitID版はNormal fixed addressingベースのゲートウェイ越え想定版。
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【DoCAN】車両診断通信 その7【ISO-TP②】

車両診断通信のネットワーク層の話。 今回はアドレッシングフォーマットについて。 Normal Addressingは最もシンプルなアドレッシングフォーマット。 Normal fixed addressingは最も仕様として定義し易いアドレッシングフォーマット。
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【DoCAN】車両診断通信 その6【ISO-TP①】

1対1通信の物理アドレスと1対多の機能アドレスがある。 物理アドレス、機能アドレスは4種類のアドレッシングフォーマットによって構成が変わる アドレッシングフォーマットはN_AI、N_TAtype、N_TA、N_SA、N_AEで構成される。 ただし、アドレッシングフォーマットによって使ったり使わなかったり。
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【DoCAN】車両診断通信 その5【CAN③】

サンプリングポイントを決定するには各セグメントのクウォンタム数を決定する必要がある。 セグメントは4種で1bit分。 Synchronization Segment。 Propagation Segment。 Phase Segment1。 Phase Segment2。 Propagation Segment+Phase Segment1でtseg1、Phase Segment2をtseg2と表現することもある。
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【DoCAN】車両診断通信 その4【CAN②】

基本的には「はじめてのCAN/CAN-FD」を読んでおけばOK。 CANのボーレート設定は特殊。 いきなりボーレートを決めることはできず、1bitを分解したクウォンタム時間を先に決める。 総クウォンタムがボーレートになるので、設定したいボーレートから逆算する必要がある。 CANはサンプリングポイントを調整できる。 総クウォンタム中のどこのクウォンタムでサンプルするかで決定できる。 [%]で表現されることが多い。 真ん中であれば50[%]、やや後ろ側(3/4あたり)あれば75[%]。
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【DoCAN】車両診断通信 その3【CAN①】

ISO11898-2ことCANの物理層について。 必要な規格番号復習。 CANは割と一般的になってきたのでネット上からそこそこ情報が得られる。 DoCANでは1Mbpsが使われることはほぼ無い。 法規の都合。 1Mbpsだと安定性が欠ける面がある。
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【DoCAN】車両診断通信 その2【概要②】

車両診断通信のレイヤについて。 車両診断通信のレイヤはOSI参照モデルで表現できる。 ただし、プレゼンテーション層は無い。 車両診断通信には大きく2つの軸がある。 UDSとOBD。 OBDは自動車排出ガス規制から参照されているため、各種パラメータが明確。 UDSは推奨値があるだけで、実際の数値は完成車メーカ依存。