MATLAB,Python,Scilab,Julia比較 第3章 その78【アフィン行列の合成②】

MATLAB,Python,Scilab,Julia比較 第3章 その78【アフィン行列の合成②】 数値計算
MATLAB,Python,Scilab,Julia比較 第3章 その78【アフィン行列の合成②】

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はじめに

アフィン変換のアフィン行列は合成できる。
今回は、Σの性質について。

登場人物

博識フクロウのフクさん

指差しフクロウ

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1

エンジニア歴8年の太郎くん

技術者太郎

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1

行列の結合法則

太郎くん
太郎くん

今回は行列の結合法則の話をするんだっけか?

フクさん
フクさん

そうそう。

フクさん
フクさん

まず、行列は結合法則が成り立つ。
結合法則とは以下のような性質だな。

\(
(AB)C=A(BC)
\)

太郎くん
太郎くん

普通のスカラーに対してだったら当たり前の話だけど、
行列に対しても成立するんだな。

Σの性質

フクさん
フクさん

まずは\(\sum\)の性質について説明しよう。
実は以下が成立する。

\(
\displaystyle\sum_{i=1}^m \sum_{j=1}^n a_i b_j=\sum_{i=1}^m a_i \sum_{j=1}^n b_i=\sum_{j=1}^n \bigg(\sum_{i=1}^m a_i\bigg) b_j
\)

太郎くん
太郎くん

うーん、成立する気もするけど、具体的なイメージはわかないな・・・。

フクさん
フクさん

まぁ、Excelの表の合計値の算出のイメージをしてもらえればOKなのだが、
まじめの証明をしておこう。

\(
\begin{eqnarray}
\displaystyle\sum_{i=1}^m \sum_{j=1}^n a_i b_j&=&\sum_{i=1}^m(a_ib_1+a_ib_2+\dots+a_ib_n)\\
&=&b_1\sum_{i=1}^m a_i+b_2\sum_{i=1}^m a_i+\dots+b_n\sum_{i=1}^m a_i\\
&=&(b_1+b_2+\dots+b_n)\sum_{i=1}^m a_i\\
&=&\sum_{i=1}^m a_i \sum_{j=1}^n b_i
\end{eqnarray}
\)

\(
\begin{eqnarray}
\displaystyle\sum_{j=1}^n \bigg(\sum_{i=1}^m a_i\bigg) b_j&=&\sum_{j=1}^n(a_1b_j+a_2b_j+\dots+a_mb_j)\\
&=&a_1\sum_{j=1}^n b_i+a_2\sum_{j=1}^n b_i+\dots+a_m\sum_{j=1}^n b_i\\
&=&(a_1+a_2+\dots+a_m)\sum_{j=1}^n b_i\\
&=&\sum_{i=1}^m a_i \sum_{j=1}^n b_i
\end{eqnarray}
\)

太郎くん
太郎くん

なるほど。
両方とも\(\displaystyle\sum_{i=1}^m a_i \sum_{j=1}^n b_i\)になるから、
結果として全部等しいって理屈になるのか。

フクさん
フクさん

そうそう。

まとめ

フクさん
フクさん

まとめだよ。

  • 行列の結合法則について説明。
  • 結合法則の前にΣの性質についての説明と証明。
    • 総和の順序を入れ替えても等しいという性質。

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