【CAN-FD】車両診断通信 その88【python-can①】

【CAN-FD】車両診断通信 その88【python-can①】 車両診断通信

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はじめに

python-canでCAN-FDのシミュレーションに向けての話。

登場人物

博識フクロウのフクさん

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1

エンジニア歴8年の太郎くん

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1

シミュレーション構成

フクさん
フクさん

じゃー、まずはpython-canでCAN-FD行こうか―。

太郎くん
太郎くん

おー。

フクさん
フクさん

まずはシミュレーション構成。

Python、CAN-FD、can.logger、can.player、Virtual CAN Bus、Bus Master
太郎くん
太郎くん

あれ?
BusMasterは使わないの?

フクさん
フクさん

今回は使わない。
というか使えない。
CAN-FDに対応してないんだよねー。

太郎くん
太郎くん

ほー。そうなんだー。

python-canのCANとCAN-FDの使い方の違い

太郎くん
太郎くん

で、python-canを使う上でCANとCAN-FDの使い方に差ってあるの?

フクさん
フクさん

基本的には無いと思ってる。
CAN-FD用のオプションを付けるくらいじゃないかなー。
あとは、can.playerで再生するascのフォーマットがCANとCAN-FDで違うからそこら辺の調整はいるかもしれないねー。

太郎くん
太郎くん

じゃー、そこらへんの調整をして
一気に動かしてオッケーって感じか。

フクさん
フクさん

まだ試してもないんで「たぶん大丈夫」くらいかなー。

太郎くん
太郎くん

(また不安になるようなことを・・・。)

CAN-FDのascフォーマット

太郎くん
太郎くん

で、CAN-FDのascフォーマットってどんな感じになるの?

フクさん
フクさん

雰囲気としては以下な感じ。

// こっちがCAN
0.010000 1  111    Rx         d 8 11 22 33 44 55 66 77 88

// こっちがCAN-FD
0.000000 CANFD   1 Rx 111 1 1 d 8 11 22 33 44 55 66 77 88
太郎くん
太郎くん

似てはいるけど、パラメータがちょっと増えてるイメージ?
パラメータの意味とかはわかるの?

フクさん
フクさん

まぁ予測になるけど、

0.000000(タイムスタンプ) CANFD   1(回線) Rx 111(CANID) 1(FDF) 1(BSR) d 8 11 22 33 44 55 66 77 88
フクさん
フクさん

ってことだと思う。

太郎くん
太郎くん

あーなるほど。
途中にあった二つの”1″はFDFビットとBSRビットを示してるね。

フクさん
フクさん

まぁ次回実際に動かしてみよう。
ダメだったらその時ってことで。

太郎くん
太郎くん

(うーん、大丈夫か?)

まとめ

フクさん
フクさん

まとめだよ。

  • BusMasterはCAN-FDには対応していない。
  • CAN-FDのascフォーマットはCANとは異なる。
    • FDFビットとBSRビットのパラメータが増えている。

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