MATLAB,Python,Scilab,Julia比較 第3章 その51【Hysteresis Threshold②】

MATLAB,Python,Scilab,Julia比較 第3章 その51【Hysteresis Threshold②】 数値計算
MATLAB,Python,Scilab,Julia比較 第3章 その51【Hysteresis Threshold②】

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はじめに

Hysteresis Thresholdについての解説を行う回。

登場人物

博識フクロウのフクさん

指差しフクロウ

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1

エンジニア歴8年の太郎くん

技術者太郎

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1

Hysteresis Thresholdの雰囲気

太郎くん
太郎くん

今回は、Hysteresis Thresholdを解説してくれるんだよね?

フクさん
フクさん

そうそう。

フクさん
フクさん

ところで、センサー情報で「ヒス付きで判定」というもの知っているだろうか?

太郎くん
太郎くん

そういうえば、High、Lowを確定させるのに、LowからHigh、HighからLowに移行する際の閾値を変えるようなやつがあるね。

フクさん
フクさん

考え方としては、Hysteresis Thresholdはそれと一緒だ。

太郎くん
太郎くん

もしかして「ヒス付き」のヒスってHysteresisの略だったり?

フクさん
フクさん

そうそう。

太郎くん
太郎くん

なるほど。
ちょっとやりたいことが見えてきた気がするぞ。

Hysteresis Thresholdを図解

フクさん
フクさん

では、今回のHysteresis Thresholdを図解しよう。
実線が残るデータで、破線は消えるデータだな。

Hysteresis Thresholdを図解、High、Low
太郎くん
太郎くん

雰囲気的にはセンサー情報に対するヒス付き判定と同じ見えるが・・・。

フクさん
フクさん

センサー情報は、横軸が時間で、判定も一個前との比較程度ですむんだけど、
画像の場合は、平面であり、しかも判定も1方向にならない。
今回の図も、左から右方向の判定以外に、右から左方向の判定が入っている。

太郎くん
太郎くん

そうか・・・。
平面上での信号の繋がりを判定するから、センサー情報のヒス付きと全く同じというわけにはいかないのか・・・。
これは判定が複雑になりそうな気がする・・・。

フクさん
フクさん

判定の方法としては、以下になる。

  • High以上は白
  • Low未満は黒
  • High-Lowの間の場合は周辺を探査し、エッジが居れば白、いなければ黒
フクさん
フクさん

ちなみにここで言っているエッジは、強制的に白判定にしたものになる。
High以上で白になったものもあれば、探査の結果として白になったものもあるが、
両方ともエッジとして解釈する。

太郎くん
太郎くん

そうすると、High以上の線と繋がっている線が残るようになって、
その結果として欲しい線だけが残る傾向が強くなるってことか。

フクさん
フクさん

そうそう。

まとめ

フクさん
フクさん

まとめだよ。

  • Hysteresis Thresholdの雰囲気をセンサ情報のヒス付き判定と関連させて説明。
  • Hysteresis Thresholdを図解で説明。
  • Hysteresis Thresholdの具体的な判定方法を説明。

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