MATLAB,Python,Scilab,Julia比較 第3章 その63【アフィン変換⑦】

MATLAB,Python,Scilab,Julia比較 第3章 その63【アフィン変換⑦】 数値計算
MATLAB,Python,Scilab,Julia比較 第3章 その63【アフィン変換⑦】

バックナンバーはこちら。
https://www.simulationroom999.com/blog/compare-matlabpythonscilabjulia3-backnumber/

はじめに

タイトルはアフィン変換になっているが、
実際にはキャンパス拡張の話。
今回はScilabで実施する。

登場人物

博識フクロウのフクさん

指差しフクロウ

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1

エンジニア歴8年の太郎くん

技術者太郎

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1

キャンパス拡張【再掲】

太郎くん
太郎くん

まずは、キャンパス拡張のイメージを再掲。

キャンパス拡張、画像の縦横を取得して大き目の画像を生成、元画像を中央にコピー
フクさん
フクさん

今回は、これをScilabで実現する。

Scilabコード

フクさん
フクさん

Scilabコードは以下。

canvas_expansion.sci

function img = canvas_expansion(img, x, y)
    [H, W] = size(img);
    WID = W+x;
    HID = H+y;
    e_img = uint8(zeros(HID, WID));
    e_img(int32((HID-H)/2)+1:int32((HID+H)/2), int32((WID-W)/2)+1:int32((WID+W)/2)) = img;    
    img = uint8(e_img);
endfunction

canvas_expansion_test.sci

function canvas_expansion_test()
    img = imread('dog.jpg');
    r = img(:,:,1);
    g = img(:,:,2);
    b = img(:,:,3);
    
    // SDTVグレースケール
    img = uint8([0.2990 * double(r) ...
                + 0.5870 * double(g) + 0.1140 * double(b) ]);
    
    img = canvas_expansion(img, 300, 300);
    
    // グレースケール画像の書き込み
    imwrite(img, 'dog_canvas_expansion.jpg');   
endfunction

処理結果

フクさん
フクさん

処理結果は以下。

キャンパス拡張(Scilab)

考察

太郎くん
太郎くん

まぁ、処理としてはMATLABと一緒だね。

フクさん
フクさん

ただ、環境によってはメモリ不足になることがあるらしい。
その場合は、元の画像を小さくしたりして対処する必要があるな。

太郎くん
太郎くん

以前もメモリ不足問題があったな・・・。

フクさん
フクさん

どのようなメモリ管理をしているのかは不明だが、
大容量の変数を確保することを想定していないようだな。
というわけで画像処理としては少々相性が悪い。

太郎くん
太郎くん

まぁ、他の環境でも動作は見れるし、とりあえず暫定処置でも良いかな。

まとめ

フクさん
フクさん

まとめだよ。

  • キャンパス拡張をScilabで実施。
  • 手順としてはMATLABと一緒。
  • メモリ不足になることがあるため、画像を小さめにしておいた方が良い。

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