【XCP】最小構成のMBD事例 第2章 その199【AUTOSAR⑤】

【XCP】最小構成のMBD事例 第2章 その199【AUTOSAR⑤】 事例
【XCP】最小構成のMBD事例 第2章 その199【AUTOSAR⑤】

バックナンバーはこちら。
https://www.simulationroom999.com/blog/model-based-of-minimum-2-backnumber/

はじめに

前回はAUTOSAR-XCP PCシミュレーションに向けてのロードマップを提示し、
実験構成と開発環境を決めた。
※ 開発環境は恒例のVisual Studio 2017 express。個人利用の場合はCommunity版でも良いけど。

今回はAUTOSAR-XCPのソースコード構成や追加で必要なソース、ヘッダについての話となる。

登場人物

博識フクロウのフクさん

指差しフクロウ

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1

エンジニア歴8年の太郎くん

技術者太郎

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1

AUTOSAR-XCPをGithubからClone

フクさん
フクさん

まずはAUTSAR-XCP自体のソースコードを取得する。

太郎くん
太郎くん

GithubからCloneすればOKだね。

> git clone https://github.com/elupus/autosar-xcp.git
フクさん
フクさん

今回使用するソースコードはsourceディレクトリの中にある。

AUTOSAR-XCPのソースコード

太郎くん
太郎くん

sourceの中を見たけど、こんなファイルが入ってた。

  • Xcp.c
  • Xcp.h
  • XcpOnCan.c
  • XcpOnCan_Cbk.h
  • XcpOnEth.c
  • XcpOnEth_Cbk.h
  • Xcp_ByteStream.h
  • Xcp_ConfigTypes.h
  • Xcp_Internal.h
  • Xcp_Memory.c
  • Xcp_Program.c
太郎くん
太郎くん

とりえあず、これらは全部使うってことでOK?

フクさん
フクさん

そうだね。
厳密にはXcpOnEth関連は不要だが、そのまま含めてしまっても良いだろう。

追加で必要なソース、ヘッダ

太郎くん
太郎くん

で、追加で必要なソースとヘッダがあるようなこといってたけど、
具体的には何が必要になるの?

フクさん
フクさん

過不足はあると思うが、とりあえず以下を追加予定だ。

  • CanIf.h
  • Compiler.h
  • Compiler_Cfg.h
  • ComStack_Types.h
  • debug.h
  • MemMap.h
  • Os.h
  • Platform_Types.h
  • Rte_Os_Type.h
  • Rte_Type.h
  • Std_Types.h
  • Xcp_Cfg.c
  • Xcp_Cfg.h
フクさん
フクさん

ちなみに、Xcp_Cfg.c、Xcp_Cfg.h以外はTOPPERSプロジェクトA-ComStackAKT2から貰ってくる。

TOPPERS A-ComStak

TOPPERS ATK2

太郎くん
太郎くん

なんかいろいろ混ざってきてホント動くか心配になってきた・・・。

フクさん
フクさん

まぁ一発で動くことはないだろうね。
とりあえず、次回までにビルドが通る状態にはしておこう。
その後にCanIfの辻褄合わせとかコンフィグレーションの話になると思う。

まとめ

フクさん
フクさん

まとめだよ。

  • AUTOSAR-XCPをGithubからCloneしてきてソースコードを確認。
    • とりあえず、全部使う。
  • AUTOSAR仕様として必要そうなソースとヘッダを洗い出し。
    • TOPPERSプロジェクトのA-ComStackとATK2から頂戴する。
    • 足りないかもしれないが、まずはこれでビルドを通してみる。

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