【DoCAN】車両診断通信 その41【UDS①】

前回で車両診断通信のトランポート層の説明とシミュレーションをやったわけだけど。

さて、その上位の層ってなんだったっけ？

そうだね。
といっても、これもVector社の「はじめての診断」で語られてるんで、
改めて説明する必要はなかったりするんだけど。

以下の項目が該当するかな。

• レスポンス返信時間
• セッション・セキュリティー

車両診断通信のタイムアウトパラメータにP2時間というものがある。

N_Asはネットワーク層のタイムアウトパラメータだねー。
P2時間はセッション層のタイムアウトパラメータなんで別物。

一言で説明すると
「リクエストメッセージ送信後のレスポンスメッセージを受信するまでのタイムアウト時間」

(うーん、イメージ湧かないかー)

まぁちょっとここは置いておいて次行こう。

次がS3時間というタイムアウトパラメータ。

車両診断通信にはセッションという概念があって、
初期状態をデフォルトセッション、
そこからセッション制御サービスってメッセージを投げることで

セッションを切り替えることができる。
セッションが切り替わるとサポートするサービスが変化して、
デフォルトセッションでは利用できなかったサービスを利用出来るようになったりする。
ただし、デフォルトセッション以外に遷移した際はS3時間何もメッセージを受けないと強制的にデフォルトセッションに戻るという仕様になってる。

(まぁわからんよねー)

うーん、とりあえず、
P2時間、S3時間、セッションが分かるような絵を用意してくるよー。

まとめだよ。

• 故障診断通信レイヤの復習。
• レスポンスメッセージタイムアウトパラメータはP2時間。
• セッションタイムアウトパラメータはS3時間。