【XCP】最小構成のMBD事例 第2章 その235【CAN-FD⑫】

【XCP】最小構成のMBD事例 第2章 その235【CAN-FD⑫】 事例
【XCP】最小構成のMBD事例 第2章 その235【CAN-FD⑫】

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https://www.simulationroom999.com/blog/model-based-of-minimum-2-backnumber/

最小構成のMBD事例 第2章 バックナンバー
Modelicaによるプラント設計。 それをFMUにして他のプラットフォーム(Python等)での再利用。 さらに制御器との様々な接続方法(ASAM XCP等)の事例を紹介していく話。 Modelica用ツールとしてはOpenModelicaを使用する。
www.simulationroom999.com
2022.04.20

はじめに

前回からPyXCP Version0.16.5にてCAN-FDの動作確認再開。
まずはコンフィグレーション用のJSON記述の修正としてSERIALパラメータを削除した。
SERIALパラメータの影響は推測の域を出ず、とりあえず「そういうもんだ」って扱いとした。

今回から実際のXCP通信の動作確認となる。

登場人物

博識フクロウのフクさん

指差しフクロウ

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1

エンジニア歴8年の太郎くん

技術者太郎

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1

UPLOAD

太郎くん
太郎くん

じゃ、早速UPLOADを確認するよー。

# SET_MTA
Timestamp: 1641457258.444088 ID: 0001 S F    DLC: 8 f6 00 00 ff 00 00 00 00 Channel: 0
Timestamp: 1641457258.445341 ID: 0002 S F BS DLC: 1 ff Channel: 0

# UPLOAD
Timestamp: 1641457258.454746 ID: 0001 S F    DLC: 2 f5 1f Channel: 0
Timestamp: 1641457258.455942 ID: 0002 S F BS DLC: 32 ff 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 Channel: 0
太郎くん
太郎くん

ちゃんとPyXCP側から送ってるのもFのフラグが立ってるから、CAN-FDのフレームになってるね。
BSは立ってないけど。

フクさん
フクさん

BSことBitrate_switchは立ってないのは現状のPyXCPの仕様だからやむを得まい。

DOWNLOAD

太郎くん
太郎くん

次はDOWNLOAD。

# SET_MAT
Timestamp: 1641457258.491839 ID: 0001 S F    DLC: 8 f6 00 00 ff 00 00 00 00 Channel: 0
Timestamp: 1641457258.492789 ID: 0002 S F BS DLC: 1 ff Channel: 0

# DOWNLOAD
Timestamp: 1641457258.501374 ID: 0001 S F    DLC: 48 f0 1f 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 aa 55 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 Channel: 0
Timestamp: 1641457258.503799 ID: 0002 S F BS DLC: 1 ff Channel: 0
太郎くん
太郎くん

これもOK。

DAQ、STIM

太郎くん
太郎くん

そして、目玉のDAQとSTIM。

# DAQ
Timestamp: 1641457259.092681 ID: 0002 S F BS DLC: 24 00 76 02 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 Channel: 0
Timestamp: 1641457259.102700 ID: 0002 S F BS DLC: 24 00 80 02 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 Channel: 0
Timestamp: 1641457259.112612 ID: 0002 S F BS DLC: 24 00 8a 02 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 Channel: 0
Timestamp: 1641457259.122582 ID: 0002 S F BS DLC: 24 00 94 02 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 Channel: 0
Timestamp: 1641457259.132552 ID: 0002 S F BS DLC: 24 00 9e 02 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 Channel: 0
Timestamp: 1641457259.142546 ID: 0002 S F BS DLC: 24 00 a8 02 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 Channel: 0
Timestamp: 1641457259.152557 ID: 0002 S F BS DLC: 24 00 b2 02 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 Channel: 0

# STIM
Timestamp: 1641457259.156661 ID: 0001 S F    DLC: 5  01 11 22 33 44 Channel: 0
Timestamp: 1641457259.158479 ID: 0002 S F BS DLC: 1  ff Channel: 0

# DAQ
Timestamp: 1641457259.162477 ID: 0002 S F BS DLC: 24 00 bc 02 00 00 00 00 11 22 33 44 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 Channel: 0
太郎くん
太郎くん

これもOKだね。

フクさん
フクさん

とりあえず、問題無く動作してホッとしたよ。

太郎くん
太郎くん

PyXCPの各種Versionを漁りまくって大変だったもんね。(フクさんが)

フクさん
フクさん

というわけで、PyXCPのCAN-FD対応はOKと見なして、
次回からは前回、今回の情報を元にxcp_canクラスの改造に入ろう。

まとめ

フクさん
フクさん

まとめだよ。

  • PyXCP Version0.16.5にてCAN-FDの動作確認。
    • UPLOAD、DOWNLOAD、DAQ、STIMを確認。
  • 基本的にOK。
    • PyXCP側からのCAN-FDはBitrate_switchが無効になっているが、現状のPyXCPの仕様上やむを得ない。
  • この結果を元にxcp_canクラスを改造予定。

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