【FMU】最小構成のMBD事例 第2章 その34【FMI⑤】

【FMU】最小構成のMBD事例 第2章 その34【FMI⑤】 事例
【FMU】最小構成のMBD事例 第2章 その34【FMI⑤】

バックナンバーはこちら。
https://www.simulationroom999.com/blog/model-based-of-minimum-2-backnumber/

はじめに

前回は、太郎くんが調べてきたFMU/FMI対応ツールを確認。
自動車業界に偏ってはいあるが、メジャー所で5社ほど。
CANoeは対応しているが、CANapeは対応していないなどはあるは、そこそこ対応されるツールは多い印象。

今回は前回の調査結果についての気になったところや
FMU/FMIのVersionについて簡単に説明。

登場人物

博識フクロウのフクさん

指差しフクロウ

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1

エンジニア歴8年の太郎くん

技術者太郎

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1

調査結果で気になった点

太郎くん
太郎くん

前回の調査結果で気になったところがあるんだよねー。

フクさん
フクさん

ほう?
どうなん?

太郎くん
太郎くん

各ツール、利用出来るVersionの制約はあったけど、
FMU/FMI利用に対して追加費用は発生しないみたいだね。
オプションで費用請求されるかと思ったけど。

フクさん
フクさん

まぁFMU/FMIの制御用ライブラリが公開&共有されてたりするんで、
そこで費用を請求するって感じじゃないのかもねー。
付加価値ではなく、いわゆる非競争領域と考えて広めることを重要視してるのかも。

太郎くん
太郎くん

そっか。
広めたい場合は変に費用取ると広まりにくいし、
どっかの企業が費用取ってないとすると、他の企業も取りづらくはなるよねー。

太郎くん
太郎くん

あと、各社ツールの対応Versionを見ると
2016年くらいから流行り出してるのかなーって気がした。

フクさん
フクさん

なるほど。
FMI関連のSDKのversion2.0が2014年リリースだから、
そこから1年で開発、1年で検証って感じで
2016年製品リリースって流れなのかもね。

太郎くん
太郎くん

そういう経緯もあるのかー。

FMU/FMIの仕様を見るうえでの前提知識

フクさん
フクさん

そろそろFMU/FMIの仕様に相当する部分に入ろうかと思うが・・・。

太郎くん
太郎くん

(マジかー)

フクさん
フクさん

その前にFMU/FMIのバリエーションについて簡単に説明しておこう。

太郎くん
太郎くん

バリエーション?

フクさん
フクさん

うん。
まず単純にVersionというものがある。

太郎くん
太郎くん

確かに調べててもVersion1.0と2.0があるような感じだった。

フクさん
フクさん

そのとおり。
1.0と2.0の2つのversionがあって、互換性は無い。
なので、どっちを使うか明確にする必要がある。
まぁ今回は新しい方の2.0をベースに話を進めるつもりだけど。

太郎くん
太郎くん

それはまぁ新しい方が良さそうだよね。

フクさん
フクさん

さっきも言ったが、注意点としては、2.0は1.0の上位互換ではないってところだね。
Version2.0に対応しているからといって、Version1.0の仕様を内包しているわけじゃないってところ。

太郎くん
太郎くん

そういうのって結構ありそうだよねー。

太郎くん
太郎くん

でもまぁ最初から分かっていればそんなに怖くないか。

フクさん
フクさん

あとは
Solverの話があるんだが・・・。
これはそこそこのボリュームになるから次回かな。

太郎くん
太郎くん

(そこそこのボリュームって・・・マジか)

まとめ

フクさん
フクさん

まとめだよ。

  • 各社ツールでFMU/FMIの利用で追加費用は発生しない。
    • 非競争領域と考えて広めることを重要視している可能性が高い。
    • 2016年くらいから流行り始めている。
      • SDKのリリースが2014年なのが理由かも。
  • FMU/FMIのVersionは1.0と2.0がある。
    • ただし、互換性はない点に注意が必要。

バックナンバーはこちら。

コメント

タイトルとURLをコピーしました