【FMU】最小構成のMBD事例 第2章 その43【FMI⑭】

【FMU】最小構成のMBD事例 第2章 その43【FMI⑭】 事例
【FMU】最小構成のMBD事例 第2章 その43【FMI⑭】

バックナンバーはこちら。
https://www.simulationroom999.com/blog/model-based-of-minimum-2-backnumber/

はじめに

前回まででmodelDescription.xmlの内容を確認した。
一応変数定義として使用される主なパラメータは確認できた状態。

実際のFMU/FMI対応ツールでこれら変数がどのように見えるのかはここからは正確には分からない。
とりあえず、手元で見れそうなツールで見ようと思うが・・・。

登場人物

博識フクロウのフクさん

指差しフクロウ

イラストACにて公開の「kino_k」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=iKciwKA9&area=1

エンジニア歴8年の太郎くん

技術者太郎

イラストACにて公開の「しのみ」さんのイラストを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=uCKphAW2&area=1

FMU/FMIを読めそうなツール

太郎くん
太郎くん

とりあえず、前回まででmodelDescription.xmlの話は終わりで良いのかな?

フクさん
フクさん

そうだね。
必要最低限の説明はできたと思う。

太郎くん
太郎くん

(必要最低限か・・・。)

太郎くん
太郎くん

実際にツールに読ませるとどんな感じになるかってのも見てみたいなー。

フクさん
フクさん

以前、太郎くんがFMU/FMIを使えそうなツールを調査してくれてたね。

フクさん
フクさん

その中ですぐ試せそうなのがあるかどうか・・・。

ツール名ベンダー性質備考
MATALAB/SimulinkMathWorks数値解析R2017b以降で使用可能
LabViewNational Instruments計測/制御LabView2016以降且つアドイン(無償)
ControlDesk,AutomationDeskdSPACEHILS、RapidControllerVEOSというモデル統合ツールが必要
INCAETAS車両計測 
CANoeVector車両ネットワーク※ CANapeは未対応?
太郎くん
太郎くん

うーん、MATALAB/Simulinkはあるけど、Versionがちょっと足りてないんだよなー。

太郎くん
太郎くん

そういえばCANoeがあったな。

フクさん
フクさん

おー!
じゃーそれで見てみよう。

CANoeでFMU/FMIを確認

太郎くん
太郎くん

とりあえずCANoeを起動して・・・。

太郎くん
太郎くん

あれ?
どこを操作すればいいんだ?

フクさん
フクさん

確か「環境」→「ツールの連結」→「Function Mockup Interface」で行けたと思うよ。

太郎くん
太郎くん

おー。こんな感じか。

CANoe、FMU、FMI、環境、ツールの連結、Function Mockup Interface、取り込みたいシグナルがシステム変数にアサインされる。
太郎くん
太郎くん

あ、なんかFMUの中で使ってそうな変数が出てきた。

CANoeFMIFMU シグナル選択、モデル変数、CANoeシステム変数、データタイプ、アクティブ
太郎くん
太郎くん

ほう。
こんな感じで見えるのか。

フクさん
フクさん

どうやら、CANoeのシステム変数に割り付けされるみたいだな。
これだったらCAPL経由で読み書きが簡単にできそうだ。

太郎くん
太郎くん

なんか普通に使えそうで安心した。

今後の予定

太郎くん
太郎くん

次はどうしよっか?
そのままCANoe使ってみる?

フクさん
フクさん

そうだねー。
折角modelDescription.xmlの仕様を勉強したわけだから、
それの知識を生かして、
C言語からFMU/FMIを読み出してみるか。

太郎くん
太郎くん

え?そんなことできるの?

フクさん
フクさん

たぶん?
ダメだったらダメで・・・。

太郎くん
太郎くん

ダメなりの話をネタにすれば良いってことか・・・。

太郎くん
太郎くん

ちなみにうまく行く可能性は?

フクさん
フクさん

結構高いと思うよ。
多分CANoeの中も同じやり方でFMU/FMIを制御してるんじゃないかなー。

太郎くん
太郎くん

ほう?
ということは割と標準的な手法があるって感じなのか。

フクさん
フクさん

うん。
その認識でOKだ。

太郎くん
太郎くん

じゃーやってみようかー。

まとめ

フクさん
フクさん

まとめだよ。

 

  • FMU/FMIを読めそうなツールを確認。
    • 以前、太郎くんが調査した情報をベースに確認。
      • CANoeがすぐ使えそうだった。
  • CANoeでFMU/FMIの変数確認。
    • 問題無く確認できた。
    • FMU/FMIの変数をCANoeのシステム変数に割り付ける形。
      • よって、CAPLからでも簡単に制御できそう。

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